マジLOVEキングダム観た人「これが再燃ってやつか…」
今でこそ3次元のアイドルの尻という尻、顔面という顔面を褒め称える生活を送っているが、元々の我輩はバリバリの二次元のヲであります(ネルシャツをタイトなジーンズにねじ込みながら青いビニール袋を片手に池袋を疾走する絵文字)
三次元アイドルの光を浴びて目がぶっつぶれる前に熱を特にあげていたのが今最高に話題沸騰のうたの☆プリンスさまっ♪だった訳ですが、例に漏れずうたプリ戦線の最前線から外れていた私は劇場版の気配を察していながらも前売り券を買い逃し、「ふ~~~~~ん まぁはじまったら普通に観にいけばいいや」とキンブレで鼻くそをほじりながらさいたまスーパーアリーナや中野サンプラザや長野のなんかすごい遠い会場を駆け回っていました。
そんなこんなで劇場版が公開されたら、なんかすごい評判いいじゃないですか。
えっ全編ライブなの?へ~~~~~よっしゃ観にいったるで!!と仕事帰りのお疲れOLコーデをキメて劇場に向かい、完全武装の☆プリンセスさまっ♪のクマやらぬいやらバッジやらにまみれて「おっ!!!こちらサイドのオタク!!久々に見るじゃん!!!」と始まる前から喜んでしまった。
「劇場版 うたの☆プリンスさまっ♪ マジ LOVEキングダム」スペシャルライブPV 第2弾
私が特に好きなのはQUARTET NIGHT(以下カルナイ)という4人グループで主役ポジションの先輩に当たる立ち居地の人たちで、このグループは単独で声優さん達がやっているライブがあり、もちろん参加…したかったけどまぁチケットが取れないのでライビュに行ったり、一番好きな美風藍ちゃんの声優さんの蒼井翔太さんのライブには複雑な感情を抱えながら毎回行っていた(長くなるのでここでは割愛しますが、私はこの蒼井翔太さんの様々な所が気になりながらも目が離せずにずっと見守っています)
まぁそんな感じでどちらかというと中の人寄り…で緩く追っていました。
カルナイの曲は全部持ってるけど、ST☆RISHの曲は新しいのはわからない…HE★VENSに関してはアニメで最初に歌ってたレッツゴーヘーヴンズ!レッツゴーヘーヴンズ!!!っていうのとなんか龍出してたって事しか覚えてませんでした。
つまり完全に舐めプで行ったんですが、端的に言うと帰り道泣きながら神と上松氏に感謝の祈りを捧げました。
今になって思うと、失礼ながらそんなに期待をしていなかったです。
うたプリが好きだった自分に対しての誠意みたいな感じで、ちょっとしたファンの義務感みたいな物もあったかもしれません。
でも始まったら、いや、スクリーンの中の会場のペンライトが灯ったら… 全景は今まさに通っている場所、どう見ても東京ドームだし
歌が始まって一人一人が衣装に身をまとい光を浴びてステージに立っている姿はまさに「アイドル」で、それはアニメ映画というよりも完全に「ライブ」だった。
映画鑑賞じゃなくて好きなアイドルのコンサートだった…
シリーズを一切知らなくても楽しめる構成
でもシリーズファンには更に楽しめるような仕掛けの歌詞やメロディ
一曲もわからねーー!!!!と思ったユニットもすごく楽しかった
(後で、この映画のためのユニットだったと知った)(そりゃわからんわ)
かわいかった。かっこよかった。
当時熱狂したアイドル達の、熱望した姿がそこにあったので、「これだよ…これ…」と思った。
当時、新キャラ新ユニットのHE★VENSのの登場に馴染めず、あまり好きではなかったんだけど
でもマジLOVEキングダムでその判断の愚かさを知った。HE★VENSは最高にかっこよくて、エンジェル達を愛している素晴らしいアイドルグループだった。
あと曲がよすぎる…演出も…よすぎる…
うたプリを知らないでこの映画からはまったら絶対にキューティーナギ担になってた。ナギのプロ意識に痺れちゃったよ…ユニット曲の最後に一人でウィンクするの…マジ…最高じゃない…?最高です…
見る回数を重ねるごとに好きになる。まさか2019にここまでの伸びしろを見せ付けてくるとは思わなかった。HE★VENSの未来…明るすぎか…??
ST☆RISHは間違いなく主役スーパースター。彼等は世界中を笑顔にしてるし世界も彼等を笑顔にしたいと思っている。
久しぶりに見た音也のスター性に網膜が焼かれた。彼は生まれついてのスターだ…センターの資質…前田敦子だ…となり、一方でトキヤという歌ダンスビジュアル全て揃っている、間違い無いエースの資質を努力で得てきた人物が隣に居ることに胸を熱くした。そう、つまり大島優子だ。
そして愛島セシルというオンリーワンの存在感ですよ。彼がセンターに来ると急速に別の顔になるんですよST☆RISHは。もうわかりますね、渡辺麻友です。
あくまでポジションの例えなので、怒らないでほしい。
あ~~~最高最高。ST☆RISHは光。一点の曇りも無し。天駆ける龍の閃き。美しい恋にされたわ…ウルトラブラストの無敵感に痺れた。世界は君たちの物だ!!!
QUARTET NIGHTには思い入れがありすぎてもはやなんも言えねー!(金メダル)なんですがFLY TO THE FUTUREでスモークが炊かれる中シルエットの4人が浮かびあがってきて、その影だけでもう誰が誰だかわかる事に「カルナイは…現実…!?」となった。
FLY TO THE FUTUREが、まさに、あまりにも、「見たかったもの」すぎて
蘭丸とカミュの目があうところとか、嶺二と藍がハイタッチするところとか、画面の4分割とかで、何度も気絶しそうになった。実際初回は記憶がなく、「まぼろし~~???」と真夜中の帰り道、一人でIKKOのモノマネをしながら歩いた。不審者じゃん
私がうたプリというジャンルを熱心に追えなくなったにの「頑張らなくては何も買えない」という要素が大きくあります。
なんかのコラボ商品が出る度即完売、朝から並ばなければいけない…そういういのに段々疲れていって、足が遠のいていった。
ライブに行くためにはCDやアニメDVDに入っている応募権で応募しなければいけない…つまり同じものをたくさん買わなければいけなかった。
CDはギリわかるとしてDVDって全然安くないじゃないですか。でもそれを10枚も20枚も買わないとライブのチケットが当たらなかった。いや当たる人は当たるんだろうけど。知人がDVD10枚以上買って当たってなくてぞっとした。
私は複数買わせる商法が苦手オタクなので1枚しか買わないから、まだうたプリのライブに一回も行った事がない。今後も1枚しか買わないから、多分一生行けないと思う。人脈もないし。もうそれでいいと思っている。
でも、あれもこれも買えないしライブも行けないんだ~~と思うと、好きであればあるほどしんどいな~~となってしまって。
好きの熱量で競うわけではないけど、でも私も大好きなのにな~~ってうたプリ好きな人たちと集まってた時にライブの感想聞きながらどんどん疲れて行った。
今回も、出遅れたのでパンフの豪華版は買えなかった。こういう所変ってないな~と思った。
でも今回はちゃんと、ライブに行けたので、そんなに悔しくはなかった。
ラベンダーのライトを振るのがずっと夢だった。その夢がついに叶ってしまった。一生振れないと思っていたので、ラベンダーにしただけで泣きそうになった。
二次元のアイドルは年をとらない。でも彼等は間違いなく少し大人になっていた。
嶺二は穏やかに優しくなっていたし、蘭丸も余裕があってかっこよくなってた。
カミュもお茶目だったり素直な部分を意図的に見せてくれたし、
藍ちゃんは、無機質な、テンプレートアイドル像を演じてた藍ちゃんは、
自分の感情を持って優しく客席に向かって笑っていた。
二次元のアイドルは年をとらない。藍ちゃんは特にそう。藍ちゃんは年をとらない。
でも藍ちゃんは少し大人になっていた。
ネタバレになってしまうので詳しくはいえないけれど、私は藍ちゃんは長くアイドルを出来ないと思っていた。藍ちゃんは近い将来、後輩とも、カルナイのみんなとも、ファンの私たちともお別れしないといけない運命だと思ってた。やれて2~3年だろうと。
でももうカルナイがデビューして4年になる。そうさせてくれたのは、このコンテンツを支えてくれていた、私が離れている間もうたのプリンス様を大好きでいてくれた人のおかげだと思う。
だから勝手にありがとうと、当時交流してくれた人たちの顔が浮かんだ。彼女たちもきっと、今めちゃくちゃ劇場に通っているんだろうと思うとオタクは運命の回遊魚だね…(?)
アンコールで、みんなで同じライブTシャツを着て出てきて、客席に向かってそれぞれファンサービスをしているところ。みんな、ずっと素敵だった。でももっと素敵になってた。
何が言いたいブログなのか自分でもわからないけれど、気付いたらもう4回も観てしまった。今週もまた行きたい。Up-Down-Up!でお姫様抱っこしてる音也とヴァン君をやれやれ…してる藍ちゃんを思うと愛しくて手足が胴体から離れそうになる。
再燃すぎて、そしてHE★VENSのこともっとちゃんと知りたくてテレビアニメシリーズを見直し始めたんですけど、
1000%第一話の、春ちゃんが雑踏で気が遠くなって倒れそうになった時にHAYATO様の歌声が降って来て…それ以来大好きなんです…のシーンで自分と手越くんの出会い思い出してしまってなんか…なんか泣けた。
うたプリは元々乙女ゲーだけど、私は春ちゃんに自己投影したことが一度も無かった。
でもまさかここに来て…3次元のドルヲタを経て春ちゃんに自己投影する日がくるとは思わなかったぜ…へへ…
人生なにが起こるかわからないな…